海晒し

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海晒し

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 アメリカ生まれのジーンズの色 「インディゴブルー」、日本の伝統の色 「ジャパンブルー」。まったく異なる国で、今でも、この同じ藍色「インディゴブルー」が愛され続けています。もちろん世界中で愛されている色「インジゴブルー」と言っても良いかもしれません。そこで、この度、ジーンズの歴史、藍染めの歴史をふり返りながら、これらに関する用語を集めてみました。また、併せて、一般的な染織に関する用語も加えています。ご興味のある方は、是非ご覧下さい。なお、今後も引き続き更新する予定ですが、今現在は、次のような内容でまとめています。「ジーンズ・藍染・草木染・染色・加工・糸・織物・衣服・紡織染加工機・色」の「概要、歴史、名称、技法、特徴など」。


海晒し、うみざらし


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海晒し

 海晒し(うみざらし)は、織り上がった布を白くするため、海中に浸けて晒すことを言います。
かつては、能登や沖縄などで行われていましたが、現在は、ほとんど行われていません。
沖縄の竹富島、西表島で、芭蕉布をつくる際にも、この海晒しが行われていました。
作業手順としては、石灰と海水を入れた釜を沸騰させ、その中に布を浸けて30分ほど煮ます。
そして、この布を引き上げて、海中で引き伸ばし、両手で揉むようにして洗います。
時間的には数時間、海水で晒すことになりますが、これが終わると、経、緯方向に布を引っ張って、地を整えてから天日で干します。
これが「海晒し」という漂白方法ですが、これは世界的にも珍しい手法だと言われています。




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