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「すくも」15kgを熱湯でよく練って一晩寝かせてから、瓶(かめ、普通270g)に入れます。 |
A |
瓶の六分目辺りまで灰汁を加え、続いて、麸(ふすま)500c、石灰水1gを加えます。 |
B |
瓶の中の液を、時々かき混ぜながら、30〜32℃にして保温します。 |
C |
毎朝1回、瓶の底のものが浮き上がるように、下から上へ、また下から上へとゆっくり撹拌します。 |
D |
3日おきに灰汁を追加し、3回で、瓶の九分目辺りまで液面がくるようにします。 |
E |
液のPH10.5〜11.0(アルカリ度)をキープしておくと、発酵がすすみ、染液として使えるようになります。 |
F |
水分をしっかり含ませておいた布または糸(被染物)を、絞ってから、瓶の中の発酵がすすんだ染液に入れていきます。 |
G |
3〜5分ほど経ったところで、一度引き上げて絞り、均一になるように風を通した後、再び、染液に入れます。 |
H |
再び、3〜5分ほど経ったところで引き上げ、堅く均一に絞って、日陰で乾燥(中干し)します。 |
I |
GとHが染色の1プロセスになりますので、濃色を得る場合は、そのプロセスの回数を増やしてやります。 |
J |
染色が完了したら、しっかり水洗し、堅く絞って乾燥させます。 |