酸性染料

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酸性染料

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　アメリカ生まれのジーンズの色「インディゴブルー」、日本の伝統の色「ジャパンブルー」。まったく異なる国で、今でも、この同じ藍色「インディゴブルー」が愛され続けています。もちろん世界中で愛されている色「インジゴブルー」と言っても良いかもしれません。そこで、この度、ジーンズの歴史、藍染めの歴史をふり返りながら、これらに関する用語を集めてみました。また、併せて、一般的な染織に関する用語も加えています。ご興味のある方は、是非ご覧下さい。なお、今後も引き続き更新する予定ですが、今現在は、次のような内容でまとめています。「ジーンズ・藍染・草木染・染色・加工・糸・織物・衣服・紡織染加工機・色」の「概要、歴史、名称、技法、特徴など」。

酸性染料、さんせいせんりょう、acid dye

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酸性染料

　酸性染料（さんせいせんりょう、acid dye）は、塩基性染料に次いで古い染料で、水溶性アニオン染料の中で、比較的分子量が小さく、羊毛やナイロン、絹などに適応（親和性をもつ）する染料です。
この酸性染料を、その化学構造から大別すると、アゾ系、アントラキノン系、その他に分けることができますが、その合わせた色数は、他の染料と比べて多くなります。
ちなみに、絹の染色では、酸性下で染色すると、擦れが発生しやすくなるため、一般に中性で染色されます。
また、適量の芒硝、ロート油などを添加して、７０℃～沸騰で染色を行います。
ナイロンの染色では、均染性染料（均染型）にはアニオン系の均染剤、ミーリング染料（ミーリング型）にはノニオン系の均染剤を使って、酢酸、または硫安（硫酸アンモニウム）の酸性下で沸騰染色を行います。
羊毛の染色では、適量の芒硝、ロート油、高度硫酸化油を添加し、均染性染料では低ＰＨとし、ミーリング染料では弱酸性として沸騰染色を行います。

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