最古の藍染め

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最古の藍染め

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 アメリカ生まれのジーンズの色 「インディゴブルー」、日本の伝統の色 「ジャパンブルー」。まったく異なる国で、今でも、この同じ藍色「インディゴブルー」が愛され続けています。もちろん世界中で愛されている色「インジゴブルー」と言っても良いかもしれません。そこで、この度、ジーンズの歴史、藍染めの歴史をふり返りながら、これらに関する用語を集めてみました。また、併せて、一般的な染織に関する用語も加えています。ご興味のある方は、是非ご覧下さい。なお、今後も引き続き更新する予定ですが、今現在は、次のような内容でまとめています。「ジーンズ・藍染・草木染・染色・加工・糸・織物・衣服・紡織染加工機・色」の「概要、歴史、名称、技法、特徴など」。


最古の藍染め、さいこのあいぞめ


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最古の藍染め

 藍染め(あいぞめ)の歴史は古く、確認できているものとしては、エジプトのピラミッドの中から発見された衣が最も古いとされています。
ちなみに、4〜5千年前のものだそうです。
日本でも、1千年以上経ったものが、今でも多く保存されています。
その中でも、正倉院宝物の一つ「縹縷(はなだのる)」は、藍染めとしては最も古いものとされています。
ちなみに、この「縹縷」は、東大寺の大仏に眼を書き入れる際に、天平宝物筆からのばされた、天皇をはじめ、参列者が手を添えたといわれる絹紐のことで、開眼の功徳を浴したとされています。
長さは198mあります。
なお、現存されてはいませんが、中国の史書「魏志倭人伝」によりますと、「正始四年(243年)に、倭国から倭錦や緜衣、帛布と共に、「絳青(こうせいのかとり/こうせいけん=赤や青に染められた絹織物)」が魏王に献上」という記録があります。
この「青」が、藍染めを指していると言われています。
藍染めの歴史の古さが、十分にうかがえる記録です。


@ 正倉院宝物「縹縷」
 宮内庁より
A 正倉院伝来東京国立博物館所蔵「幡頭」
 東京国立博物館より


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