ロープ染色の整経

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ロープ染色の整経

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 アメリカ生まれのジーンズの色 「インディゴブルー」、日本の伝統の色 「ジャパンブルー」。まったく異なる国で、今でも、この同じ藍色「インディゴブルー」が愛され続けています。もちろん世界中で愛されている色「インジゴブルー」と言っても良いかもしれません。そこで、この度、ジーンズの歴史、藍染めの歴史をふり返りながら、これらに関する用語を集めてみました。また、併せて、一般的な染織に関する用語も加えています。ご興味のある方は、是非ご覧下さい。なお、今後も引き続き更新する予定ですが、今現在は、次のような内容でまとめています。「ジーンズ・藍染・草木染・染色・加工・糸・織物・衣服・紡織染加工機・色」の「概要、歴史、名称、技法、特徴など」。


ロープ染色の整経、せいけい


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ロープ染色の整経

 ロープ染色における前工程は、「整経(せいけい)」になります。
普通、染色する際の1ロープ当りの本数は、400本〜500本の糸がロープ状に束ねられていますが、紡績された糸は、1本毎に木管や紙管などに巻かれていますので、そのチーズを400個〜500個集めて、1本のロープ状に束ねる必要があります。
つまり、整経工程は、紡績された糸を、染色が出来るようにロープ状に整経する工程のことを言います。
なお、規格にもよりますが、普通、1ロープ当り「本数400本〜500本、長さ6000yd〜8000yd」の糸をビームに巻いて、ロープ染色機に設置します。
ちなみに、海外では、このロープ状に巻き取られた外観が、ボール状に見えることから、「ボールワーパー」と呼んでいるようです。

整経後に、まだ管に残っている糸を、自動的に繋いで、ほぼ正規の大きさ、長さに再生する機械を「スプライサー」と言います。
自動で、空の木管と残糸がある木管の取り替え、また糸端と糸端を繋ぐ(結ぶ)、余分な糸の切り取りなどが行われます。


木管に巻かれたチーズ1個
管には、木管、紙管、コーンなどがある。
クリル
整経機後部に設置された屏風状のスタンドにチーズがセットされている。
ボールワーパーのヘッド部分
400〜500本の糸が、ロープ状に束ねられた1本が、ボール状に、芯に巻かれている。
スプライサー
整経後に、まだ管に残っている糸を、自動的に繋いで、ほぼ正規の大きさ、長さに再生する機械。


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