金襴

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 アメリカ生まれのジーンズの色 「インディゴブルー」、日本の伝統の色 「ジャパンブルー」。まったく異なる国で、今でも、この同じ藍色「インディゴブルー」が愛され続けています。もちろん世界中で愛されている色「インジゴブルー」と言っても良いかもしれません。そこで、この度、ジーンズの歴史、藍染めの歴史をふり返りながら、これらに関する用語を集めてみました。また、併せて、一般的な染織に関する用語も加えています。ご興味のある方は、是非ご覧下さい。なお、今後も引き続き更新する予定ですが、今現在は、次のような内容でまとめています。「ジーンズ・藍染・草木染・染色・加工・糸・織物・衣服・紡織染加工機・色」の「概要、歴史、名称、技法、特徴など」。


金襴、きんらん


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金 襴

 金襴(きんらん)は、斜文、琥珀、紗などの地組織に、金切箔、金糸などで紋様を織り出した豪華な織物のことを言います。
これは、室町時代に中国から渡来したもので、桃山時代にかけて盛んに輸入されました。
当時は、織金(しょっきん)とも呼ばれていましたが、「金襴衣」と呼ばれる金箔糸が織り込まれた織物が輸入されるようになると、その織物を「金襴」と呼ぶようになりました。
主に、武家や茶人に「名物裂」として珍重されていました。
ちなみに、日本でこの織物が織られるようになったのは、天正年間(1573年〜1592年)、中国の織工によってその技法が伝えられてからです。
それは、泉州の堺で始まったとされています。
現在は豪華な帯地、能装束、書画の表装地、高級人形衣裳などに用いられています。


金 襴

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