蛍光増白剤(けいこうぞうはくざい、fluorescent brightening(whitening) agent)は、紫外部(330〜380nm)の光を吸収し、可視部の短波長側(400〜450nm)に、紫青色あるいは青緑色の蛍光を発する染料のことを言います。
1929年に、クライス(Krais)によって、西洋橡の木(せいようとちのき)の樹皮から抽出され、初めて繊維の増白に利用されました。
ちなみに、最初に工業的に合成、市販されたのは、1940年ごろで、セルロース用の蛍光増白剤「Blankophor B,R (IG)」だとされています。 |