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 アメリカ生まれのジーンズの色 「インディゴブルー」、日本の伝統の色 「ジャパンブルー」。まったく異なる国で、今でも、この同じ藍色「インディゴブルー」が愛され続けています。もちろん世界中で愛されている色「インジゴブルー」と言っても良いかもしれません。そこで、この度、ジーンズの歴史、藍染めの歴史をふり返りながら、これらに関する用語を集めてみました。また、併せて、一般的な染織に関する用語も加えています。ご興味のある方は、是非ご覧下さい。なお、今後も引き続き更新する予定ですが、今現在は、次のような内容でまとめています。「ジーンズ・藍染・草木染・染色・加工・糸・織物・衣服・紡織染加工機・色」の「概要、歴史、名称、技法、特徴など」。


藍、あい、natural indigo


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 江戸時代、三草四木(さんそうしぼく)という言葉がありますが、この三草とは「藍(あい)、紅花(べにばな)、麻(あさ)」を指します。
ちなみに、四木は「桑(くわ)、漆(うるし)、茶(ちゃ)、楮(かじ=カジノキの古名)」のことを言います。
いずれにしても、この言葉の中に「藍(natural indigo)」があるのは、当時、商品作物として広く普及し栽培していたことを裏付けるものです。
また、江戸の紺屋町をはじめ、城下町には紺屋と名がつく町名が多く、藍染めを業とする紺屋が、日本全国至る所にあったことからもうかがえます。
それ故、藍染め技法、藍の脱色法、藍染めを下地とした染色法、染織としての藍の役割などの解説書、また、藍商や紺屋の所在を記したものなど、当時、多くの書物が刊行されています。

「当時、刊行された書物」
萬聞書秘伝(慶安四)、紺屋茶染口伝書(寛文六)、諸芸小鑑(貞享三)、当世染物鑑(元禄九)、萬染物張物相伝(元禄)、萬宝鄙事記(宝永二)、染本帳(文久二)、女小学(享保十)、日本居家秘用(元文二)、諸色手染草(明和九)、更紗染之法、紺屋二三次覚書(天明四)、女萬歳宝文庫(天明四)、染物秘伝(寛政九)、染物重宝記(文化八)、機織彙編(文政九)、広益秘事大全(嘉永四)、染物早指南(嘉永六)、国家萬葉記(元禄六)など。

「藍染めの色」は、こちらをご覧下さい。
但し、藍染めは、単品の染料ではありますが、濃淡や明暗だけでなく、紫味、青味、緑味などの色味も変化しますので、表示された色相/色調は正確なものではありません。




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