天然染料

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 アメリカ生まれのジーンズの色 「インディゴブルー」、日本の伝統の色 「ジャパンブルー」。まったく異なる国で、今でも、この同じ藍色「インディゴブルー」が愛され続けています。もちろん世界中で愛されている色「インジゴブルー」と言っても良いかもしれません。そこで、この度、ジーンズの歴史、藍染めの歴史をふり返りながら、これらに関する用語を集めてみました。また、併せて、一般的な染織に関する用語も加えています。ご興味のある方は、是非ご覧下さい。なお、今後も引き続き更新する予定ですが、今現在は、次のような内容でまとめています。「ジーンズ・藍染・草木染・染色・加工・糸・織物・衣服・紡織染加工機・色」の「概要、歴史、名称、技法、特徴など」。


天然染料、てんねんせんりょう、natural dye


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天然染料

 自然界の動物、植物、鉱物などから分離し得られた色素を「天然色素(生体色素)」といいますが、その中で、染材として利用できる色素を「天然染料(てんねんせんりょう、natural dye)」と言います。
この天然染料には、藍、紫貝のような建染染料(バット染料)に類するものや、紅、サフランのような直接染料に類するもの、茜(あかね)、コチニール、ログウッド、没食子(もっしょくし)のような金属媒染染料に類するものなどがあります。
ただ、染液を採って浸して染めるいわゆる浸染法が行われる前は、天然の黄土や赤土、青丹、炭などの顔料を使って模様を描き染めにしたり、木の葉や花をそのまま布などに摺りつけ、色と形を染め出したりしていました。
例えば、山藍、杜若(かきつばた、燕子花)、露草、萩などがそれに該当します。
19世紀の中期に、合成染料が登場するようになると、染色に使われる染料の大部分がこの合成染料となり、天然染料は、手工芸品の染色としてのみ用いられるようになりました。
ちなみに、合成染料の中には、天然染料の主成分の化学構造を模倣(もほう)して合成されたものが多くあります。
例えば、インジゴやアリザリンレッドは、天然染料の藍や茜の主成分です。
ところで、天然染料といっても大部分は植物染料のことで、紫草、茜、鬱金(うこん)などの根、また蘇芳(すおう、蘇枋)、一位などの幹、桑、楊梅(やまもも)、黄蘗(きはだ、きわだ)などの樹皮、藍、刈安、茶などの葉、櫟(くぬぎ)、梔子(くちなし)の果実、紅花の花などが植物染料として利用されます。




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