綿糸の撚り

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綿糸の撚り

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 アメリカ生まれのジーンズの色 「インディゴブルー」、日本の伝統の色 「ジャパンブルー」。まったく異なる国で、今でも、この同じ藍色「インディゴブルー」が愛され続けています。もちろん世界中で愛されている色「インジゴブルー」と言っても良いかもしれません。そこで、この度、ジーンズの歴史、藍染めの歴史をふり返りながら、これらに関する用語を集めてみました。また、併せて、一般的な染織に関する用語も加えています。ご興味のある方は、是非ご覧下さい。なお、今後も引き続き更新する予定ですが、今現在は、次のような内容でまとめています。「ジーンズ・藍染・草木染・染色・加工・糸・織物・衣服・紡織染加工機・色」の「概要、歴史、名称、技法、特徴など」。


綿糸の撚り、めんしのより


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綿糸の撚り

 デニムに使われる綿糸の撚り(めんしのより)には、Z撚り(左撚り)とS撚り(右撚り)がありますが、多くはZ撚りの糸が使われています。
一般に、糸の撚り数は、糸の番手によって標準的な撚り数が決まっています。
その標準の撚り数より多い場合を、強撚糸(きょうねんし)、その反対に少ない場合を、甘撚糸(あまよりいと、弱撚糸)と呼んでいます。
ちなみに、ジーンズに強撚糸を使うと、中白は強調されますが、洗うと、部分的な生地(布地)の縮み(シボ)が発生し易くなります。
一時期、この「シボ」の出方が好まれた時期もありましたが、以後、生地欠点としてC級品(格下げ反物)で撥ねられるようになりました。
一方、甘撚糸を使う場合では、糸の強度が低下してしまいすので、染色(先染め)をはじめ多くの工程でトラブル(特に糸切れ)の発生するケースが増えてきます。
ちなみに、この甘撚糸は、ロープ染色の場合、今でも「インジゴニット」用として染色されています。
なお、余談ですが、インジゴ染色において、ロープ染色機を使う場合、糸の強度面から、30単糸(30/- s、30番手単糸)が限界ですので、この程度の糸の細さになりますと、双糸(30/2)を使う方が総合的な品質面でベターです。
この「双糸」は、単糸を2本撚り合わせた糸になります。

綿糸の「1番手」は、重さ1ポンド(約453g)、長さ840ヤード(約768m)と定められています。
ですので、普通ジーンズに使用される糸7番手からみると、30番手はかなり細い糸となります。
つまり、糸そのものの強度が低いのも当たりまえで、ロープ染色機のような強度を必要とする染色機械には限界の糸です。





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